はいはい期


赤ちゃんのはいはい


赤ちゃんは首すわりから寝返り、おすわり、はいはいと、頭から足の方向にかけて順番に運動能力が発達していきます。はいはいをして全身に筋力がついて、手足を自由に動かせるようになることが「つかまり立ち・ひとり立ち」や「ひとり歩き」などの動作に繋がります。

 

今回は、「赤ちゃんのはいはい」についてお話します。



はいはいまでの運動発達


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①寝返り(生後4~6ヶ月頃)

寝返りは赤ちゃんが仰向けから体をひねってうつぶせへ姿勢を変える動作です。寝返りをする目安時期は生後6ヶ月頃とされています。寝返りは、赤ちゃんの首がすわって、自分で腰などを動かせるようになったのちに出来る動きと言われています。


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②おすわり(生後5~7ヶ月頃)

おすわりの姿勢はまず、体の前に手をついて、短い間座れるようになるところから始まり、だんだんと安定してきます。そして、手をつかずに背筋を伸ばして座れるようになり、最終的にはおすわりの姿勢で後ろを振り返ったりできるようになります。


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③ずりばい(生後5~7ヶ月頃)

赤ちゃんがうつぶせでお腹に床につけた状況や腕や脚の動きで前進していく動きです。ほふく前進のような動きで、はいはいの前段階に始める赤ちゃんが多いようです。


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④はいはい(生後8ヶ月前後)

赤ちゃんが床に「手のひら」と「ひざ」をついた四つん這いの状態で、おなかを床につけずに、腰とおしりを上げて前進する動作のことを指します。うつぶせの状態からおしりを持ち上げる筋力がついて、体幹がしっかりすると同時に、腕を床について体を支えられる腕力もついてきます。さらに、足で床を蹴り、足を交互に出す動きもできるようになってきます。



はいはいを始めた頃に気を付けること


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誤飲に注意

はいはいを覚えると、赤ちゃんの行動範囲は広がっていきます。興味があるものに自分から近付くことができるので、パパ・ママは目が離せません。赤ちゃんは何にでも興味津々なので床に落ちているものを口に入れて、誤飲が発生する可能性があります。赤ちゃんの手が届く範囲には極力、何も置かないようにして、入ってほしくない場所にはベビーサークルを利用して策を取りましょう。

 

ケガの原因を防ぐ

はいはい期の赤ちゃんは勢いよく動くので、家具の角に頭を打ってしまう可能性もあります。家具は出来るだけ置かないか、丸く面取りしてある家具を選んだり、角にコーナーガードを取り付けるなど、お家の中を安全な環境にする対策をしましょう。

 

赤ちゃんに着せる服

はいはい期の赤ちゃんは、四つん這いの姿勢で、いつも膝が床に擦れた状態です。固いフローリングややわらかいラグ、畳みなどさまざまな場所を移動します。膝が擦れてケガに繋がらないように、膝が覆われる丈のズボンがおすすめです。また、はいはいの動きを妨げない服も大切です。サイズが大きすぎないか、素材がゴワゴワしていないか、足回りはもたついていないか。赤ちゃんにとって動きやすい、デザインがシンプルなものを選びましょう。

 

こまめに掃除をする

はいはいする赤ちゃんの頭の高さは床から30cm程度で、チリやホコリが舞いやすい環境です。赤ちゃんがホコリを吸い込まないように、こまめに掃除を心掛けましょう。シートタイプのワイパーやお掃除ロボットなどを活用すると掃除も楽に継続できます。



はいはいの練習方法


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うつぶせの状態で遊ぶ

うつ伏せのままで遊ぶことで、自然とはいはいをするための筋肉が鍛えられます。うつぶせ状態が苦手な赤ちゃんには、まずパパ・ママのお腹の上に赤ちゃんを乗せて遊ぶことから始めてみましょう。

 

興味をひくものを見せる

はいはいで移動する赤ちゃんは「何かを取りたい」「誰かのもとに行きたい」など興味が関係していることがあります。少し遠めにおもちゃを置くと、ゆっくりとずりばいをして前に進みます。前に行きたいと意欲が掻き立てられるもので、練習をしてみましょう。



はいはいをしない赤ちゃんもいます


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「生後10ヶ月になってもはいはいしない」「はいはいより先につかまり立ちをした」など、はいはいをしない赤ちゃんも多くいます。はいはいを全くしなくても、運動発達が遅くなったりする訳ではありませんが、はいはいをたくさん経験した子は、その時期はより体幹や肩甲骨の筋肉の発達が良かったり、バランス能力の育ちはよく、そのまま体を動かすことが好きな子に育っていく可能性はあります。