つかまり立ち・伝い歩き


赤ちゃんのつかまり立ち・伝い歩き


赤ちゃんは人や周りの家具などにつかまってその場に立つ「つかまり立ち」をします。「つかまり立ち」は、立って歩く運動機能の発達過程の中で、赤ちゃんが自分の力で立つ動作のことです。最初は、すぐにおしりをついてしまいますが、少しずつ足腰が強くなり、長い時間つかまり立ちができるようになってきます。

 

一般的に生後9ヶ月~11ヶ月の頃から始まります。早い子は8ヶ月からつかまり立ちを始める子もいます。しかし赤ちゃんの成長や発達は個人差が大きいので、1歳半頃につかまり立ちができるようになる子もいます。

 

「つかまり立ち」の次は「伝い歩き」です。伝い歩きとは、赤ちゃんが壁やテーブルなど何かにつかまりながら、手足を動かして移動することをいいます。ものにつかまらずに2本足で歩けるようになる「あんよ」の前段階の成長目安です。始めは安定感がなく、見ていて危なっかしいシーンもあるかもしれませんが、足腰が発達していき、どんどん安定していきます。

 

今回は「赤ちゃんのつかまり立ち・伝い歩き」についてお話します。



つかまり立ちの練習


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手足の筋肉をつける

赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをしない場合、必要な筋肉がついていない可能性があります。つかまり立ちに必要な手足の筋肉をつけるように促します。赤ちゃんを支えて大人の膝の上でジャンプさせる、腰を支えてゆっくりと立つ動作を促すと、赤ちゃんは自然に必要な筋肉がつき、少しずつつかまり立ちしをようとします。


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赤ちゃんの脇を支えてサポートする

つかまり立ちを始めて間もない赤ちゃんは、まだ全身を支える筋肉が十分に発達していません。筋肉が発達していない赤ちゃんは、立つことができても安定感がなく、転倒してしまうおそれがあるため、大人が脇を支えてあげます。支えた状態で足を動かすと、動かす楽しさを覚えます。脇を支えながら、一緒につかまり立ちができる家具まで行ってあげると、つかまり立ちの方法を覚えていきます。赤ちゃんがつかまり立ちを始めたばかりの頃は、すぐに尻餅をついたり、勢いあまって何かの拍子に頭を打ってしまう可能性もあります。必ず大人がそばを離れずサポートできる場所にいましょう。


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おもちゃを使って練習

つかまり立ちをなかなかしない赤ちゃんは、「立つ」ことに興味がない場合があります。まずは立つ動作や歩く動作を楽しいと感じらるように促してみます。立たないと届かない高さの机の上におもちゃを置いてみましょう。なかなか立ち上がらない時は脇を支えて。立つ動作を促してみるのもよいです。機嫌がよければ、おもちゃの位置をずらして歩行を促します。これは「伝い歩き」の練習に繋がります。


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赤ちゃんが両手でつかまれる家具を置く

赤ちゃんの行動範囲内に、両手でバランスよくつかまることができる家具を置きましょう。赤ちゃんが頭上まで手を伸ばさないと届かないような家具は高すぎるので不向きです。角のない机やクッション性のあるソファがおすすめです。


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支援センターや子育てサロンに行ってみる

周りの環境に刺激されて「立ってみよう」と興味を持たせることも大切です。支援センターや子育てサロンには、同じくらいか少し上の月齢の赤ちゃんがいます。周りの様子を見て、立っている赤ちゃんを見て刺激を受けるかもしれません。



つかまり立ち・伝い歩きを始めた頃の注意点


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ケガに繋がるものを置かない

つかまり立ちを始めて間もない赤ちゃんは、まだ全身を支える筋肉が十分に発達していません。立つことができても安定感がなく、転倒してしまうおそれがあるため、周辺にはケガをしてしまいそうなハサミやガラスのコップ、小さいおもちゃなど置かないようにしましょう。何も置かないのがベストです。また、冬場はストーブやコタツなど、やけどの危険性がある家電も赤ちゃんから遠ざけるようにしましょう。手を挟んでしまう可能性もあるため、扉や隙間はカバーをして多いましょう。家具の角はコーナーガードを付けて衝撃を和らげる工夫をすると安心です。

 

高いところに置いているものにも注意

赤ちゃんにとって危険な物を高いところに置いているご家庭もあると思います。手が届かないから安心と思いがちですが、つかまり立ちをした赤ちゃんの視線は、普段よりも高い位置になります。視界に入ったものに興味津々の赤ちゃん。手を伸ばし、何かの拍子で手が届いてしまう可能性もあります。床の上はもちろん、机や棚の上にも誤飲の原因となるような小さなもの(電池。小銭、ボタン、アクセサリーなど)を置かないように注意しましょう。タバコ、ライター、灰皿、ハサミ、熱い飲み物、薬なども要注意です。

 

目の届く範囲で練習させる

つかまり立ちを始める頃の赤ちゃんは、はいはいも上手にできる子が多い時期です。気付いたら、目の届かない場所に移動していた!なんてことも起こります。目を離したすきに、思わぬ事故が引き起こされる可能性もあります。赤ちゃんを危険から守るために、なるべく目を離さないで過ごしましょう。どうしても難しい時は。何も置いてない場所にベビーサークルを設置して、その中で待っていてもらいましょう。また、危険なところに赤ちゃんが立ち入らないように、階段やキッチンにベビーガードの設置をしましょう。

 

転倒に備えてクッション性のあるリュック

まだ安定感がなく、転倒のおそれがあります。赤ちゃんが転んだ時、後頭部を床で強打することがあります。そのため、つかまり立ちの練習を始めた頃は、転倒しても衝撃を和らいでくれるリュック型のセーフティクッションがおすすめです。