木製おもちゃのお手入れ方法


大切にお手入れをしよう


大切にお手入れをしよう

木製おもちゃはお手入れに手間がかかりますが、メンテナンスをしっかり行えば長く使うことができて、経年変化の風合いを楽しめる魅力的なおもちゃです。

 

しかし、湿気や急激な温度・湿度の変化に弱い面があり、適切な状態を保つことが長く使えるポイントになります。清潔に使えるように正しいお手入れ方法をチェックしていきましょう。



木製おもちゃを長く使うために


水気にご注意

水気にご注意

木製おもちゃは、水気にとても弱いです。水気をそのまま放置してしまうと、劣化を早めたり、雑菌・カビの繁殖を招いてしまいます。濡れてしまった場合は、水気をしっかり拭いて、風通しのよい場所で自然乾燥させましょう。直射日光はひび割れや変色の原因となりますので、必ず日陰で乾かしましょう。


保管方法

保管方法

木はまわりの温度や湿度に合わせて、空気中の水分を吸ったり吐いたりと呼吸をしています。長期間、遊ばない場合は汚れをしっかりと取って、乾燥させてから箱や紙袋に入れます。直射日光が当たらない、湿気がこもらない、風通しのいい場所に保管するのが望ましいです。



日常のお手入れ方法


日常のお手入れ方法

基本は乾拭き

表面に付着したほこりや汚れは、やわらかい布で乾拭きして拭き取ってください。汚れが強い場合は、お湯で湿らせた布を固く絞って汚れを拭き取り、日陰でしっかりと乾燥させましょう。ひび割れの原因となりますので、直射日光や暖房器具の近くなど、急速に乾燥させる環境は避けてください。木の特性上、湿気を含んだままで保管しておくとカビが発生する場合があります。

 

 

除菌のお手入れ

汚れが気になると除菌シートや除菌スプレーを使用したくなるところですが、おもちゃによっては変色や変形、色落ちが起こる場合があります。除菌したいおもちゃがアルコール除菌に対応しているのかどうか確認しましょう。アルコール除菌が可能なおもちゃの場合、除菌シートで拭く場合は、優しく軽く拭きます。除菌スプレーの場合は、目の細かいやわらかに布に少量スプレーを吹きかけて、優しく拭きましょう。除菌後は日陰で自然乾燥させます。



気になる汚れのお手入れ


気になる汚れのお手入れ

塗装のある木製おもちゃ

塗装のあるおもちゃは、乾拭きをして日陰で乾燥させるのが基本です。

 

 

黒ずみ汚れ

無塗装のおもちゃの気になる黒ずみ汚れにはサンドペーパーを使いましょう(少し木を削ることになります)無垢材のおもちゃは手の汗や垢によって、徐々に黒ずみが出てくることがあります。経年変化で風合いが出ることが木の魅力でもありますが、気になる場合はサンドペーパーでお手入れをしましょう。サンドペーパーには粗目から細目まで、色々な種類があります。木製おもちゃのお手入れには、120~320番くらいがよいです。目が細かい物がおすすめです。サンドペーパーをかけた後は、よく粉を落として、固く絞った布やタオルで拭きましょう。

※塗装された色付きのおもちゃは、塗装が剝がれてしまうのでサンドペーパーの使用は避けてください。

 

 

乾燥を防ぐため

木製のため、乾燥などによりささくれ・ひび割れなどが起きてしまうこともあります。その場合はワックスやオリーブオイルで木目をケアすることができます。ツヤが出て木の色が濃くなります。気になる場合は、まずは目立たない場所でお試しで行うようにしてください。やわらかい布に少量を取り、薄く広げるように伸ばします。その後、直射日光が当たらない日陰でよく乾燥させましょう。

※塗装された色付きのおもちゃは、変色の可能性がありますのでワックスやオイルの使用は避けてください。



お手入れをして大切に使おう


お手入れをして大切に使おう

木製おもちゃは手間がかかる分、お手入れをしていくうちに愛着も湧いてきます。簡単な乾拭きのお手入れ方法は、子どもと一緒にやりやすい方法です。一緒にお手入れをすれば、おもちゃを大切に扱う気持ちがより強くなります。

 

子どもが大きくなっていつの間にか使わなくなっても部屋のインテリアで飾ったり、大切に保管したり…その先も思い出と一緒に大切にしていきたいですね。