寒い日が続きますね。いよいよ冬本番の寒さを迎えました。寒い時期に心配なのは子どもの体調不良、風邪、感染症です。パパ・ママにもうつって仕事を休まなければいけなかったり、風邪の季節は病院の予約が取りづらかったり、パパ・ママの体調が悪い中でも子どもの看病もして…色々と大変ですよね。
風邪などに負けないためにも、日頃の防寒対策が大切です。子どもに暖かい服装をさせたいけど、たくさん着込むと動きにくくて嫌がる…と、悩むパパ・ママも多いのではないでしょうか。
今回は、子どもの防寒対策についてお話します。
ダウンジャケット・ベスト
軽くて保温力も抜群のアウターといえば、蓄熱効果が高く、体温を維持し、外の冷気を遮るダウン製品です。しかし、ダウン特有のもこもこした分厚さが苦手な子どももいるでしょう。そんな場合は、薄手でありながらも温かいダウンを選べば、かさばりにくく走り回るときにも動きやすいです。また、ダウンベストは背中やおなかの広い面積を温めながらも腕は自由に動かせます。子どもが快適に過ごせるものであれば、ダウンのアウターは重宝しますよ。ただし、ダウン製品の中には自宅での洗濯が難しいものもあります。子どもは服を汚してしまうことが多いので、洗濯できるタイプを選ぶのがオススメです。
手袋
手元や指先などは、服や上着で覆えず冷えやすいので、上着のポケットに手を突っ込んでしまいがちです。しかし、転んだときにとっさに手が出せず頭などを打ってしまう危険があるため、手袋を使用するようにしましょう。赤ちゃんや小さな子どもには、着脱が楽なミトンタイプ。自分で着脱できたり、外での活動が増えたりする4、5歳くらいの子どもには、指を自由に動かせる5本指タイプがオススメです。
マフラー・ネックウォーマー
首を温めると体感温度が高くなるため、マフラーやネックウォーマーは寒さ対策に有効です。子どもでも扱いやすいように、結ばずに着用できるものや穴に通すだけのものなど、かんたんに着脱できるものがよいでしょう。なお、体を動かして遊ぶときは、マフラーなどの長いものや手袋のような滑るものをつけていると危険な場合もあるため、状況に応じて外してくださいね。
ニット帽
頭を温めるなら、ニット帽がオススメです。ぴったりとしたデザインが多いので比較的ずれにくく、動き回る子どもの頭から耳までを覆えます。また、安全面からも、フード付き上着の着用は控えた方がよいため、ニット帽を用意しておくと安心です。ニット帽の中には、ネックウォーマーと一体化している商品もあり、頭と首周りの両方を温められて一石二鳥です。
レッグウォーマー
足元が冷えるとより寒さを感じやすくなったり、活動しづらくなったりします。レッグウォーマーがあれば、外ではもちろん、家の中で遊ぶときや就寝時にも足元を温められるためオススメです。レッグウォーマーは、タイツと比べて着脱がかんたんで、重ね着もしやすいアイテムです。靴下と違い足裏が出ているため、室内で滑りやすくなることもありません。
腹巻き
おなかが冷えると、おなかを下しやすくなるだけではなく、風邪の原因につながる可能性があります。そのため、おなかまでカバーできるボトムスを子どもに着用させている方もいるかと思いますが、着脱に手間取ることもありますよね。しかし腹巻きなら、おむつ替えや子どもがはしゃいで遊んでいるときでもおなか周りを温められます。暑さを感じるときは腹巻きを外すだけでよいので、気温や子どもの活動量に合わせて使用できるのもポイントのひとつです。
スリーパー
子どもは一般的に体温が高いこともあり夜、寝ている間に布団を蹴飛ばしていることがよくあります。大人なら寒く感じた時に自分で布団をかけ直しますが、子どもはなかなか自分で出来ません。そこでおすすめなのがスリーパーです。スリーパーとは、パジャマの上に着せる赤ちゃん~幼児まで使える寝具です。「着る布団」とも呼ばれており、パジャマと布団の両方の機能・役割を果たしてくれるアイテムです。睡眠中に布団からはみ出てしまう赤ちゃんや幼児を冷えから守ってくれます。
充電式カイロ
昔ながらのカイロは、手先や腰など冷えたところをピンポイントで温めてくれます。充電式であれば、使い捨てのものを多く買うよりもコスパがよく、環境にも配慮できます。また、充電式は温度を調節できるものもあるため、使い捨てカイロではできない使い方もできるので、ひとつ持っておけば長い間重宝するでしょう。
ポンチョ
ポンチョは子どもを自転車に乗せているときなど、子どもがあまり動いていないときにさっと着せてあげられます。風を通しにくいナイロン素材のものやリュックやバッグごとすっぽり覆える大型のもの、フード付きのものなど種類も多く、首から被せたり体に巻いたりするだけですぐに着用できるためオススメです。
保温水筒
冬でも水分補給は大切です。また、体の中から温まるように、温かい飲み物を持ち運べるよう保温水筒もあると便利です。外出先でも温かい飲み物は購入できますが、ペットボトルや缶ではすぐに中身が冷えてしまいます。温かい温度を長時間保つことのできる保温水筒なら、水分補給をしつつ体を温められます。
ポイント1:小物を活用
活発に動き回りたい子どもにおすすめなのは、帽子・手袋・ネックウォーマー、レッグウォーマーなどの小物類を活用することです。首や手首、足首などの「首」を防寒しておくと、体温が逃げにくくなり、多少薄着をしていても気になりません。ポイントは、体にフィットし、身に付けやすいものを選ぶこと。嵩張るボリュームたっぷりの物だと、小物自体が邪魔になってしまったり、身軽に動けなくなってしまう可能性があります。
ポイント2:重ね着はインナーと靴下
気温が特に低い日は、重ね着の出番です。しかし、厚手のセーターを何枚の着せるのではなく、中に着るインナーを工夫します。最近は薄手でも温かい素材のインナーが販売されています。薄くてストレッチの効いた素材なら、その上にトレーナーやセーターを着ても、嵩張らず動きやすく快適です。足元が冷えると、お腹が痛くなってしまうなどの体調不良に繋がりやすいので、靴下の重ね履きもおすすめです。薄手の靴下を履いた後、その上からモコモコした厚手の靴下を履きます。ズボンの裾もインしてしまいましょう。
体調を崩しやすい冬は、しっかり暖かくして体調管理をしていきたいですね。
子どもは動くとすぐに暑くなるため、寒さよりも動きにくさに敏感です。しかし、動き回る遊びから静止した遊びに切り替わった時に、急に寒さを感じる場合も多いものです。子どもの体温の変化をしっかりと見極めて、衣類の調整をしてあげたいものですね。
今回ご紹介した防寒対策で、快適な冬を過ごしてください。