子どもが成長をしていくにつれて写真を撮らなくなってしまったパパ・ママもいらっしゃるのではないでしょうか。赤ちゃんの頃は何かと行事やイベント事も多く、写真を撮る機会が多いですが、歩くようになってじっとしてくれることがなくなり、時にはぐずってしまい写真を撮ることが難しくなったと感じることもあるかもしれません。
子どもの表情は泣いたり、笑ったり、怒ったり、恥ずかしがったり…コロコロ変わって、どの表情も写真に撮って残しておきたいと思う瞬間が多いです。サッと取り出せてすぐに撮影できるスマホは、子どもを撮影するのにおすすめです。スマホのカメラには、自動で画質やピントを調整してくれる機能がついているので、じっとしていられない子どもの撮影でもブレることが少なく簡単に撮影することができます。
一方で、プロのカメラマンが撮影したような雰囲気のある写真も撮りたいと思うパパ・ママもいらっしゃいますよね。何だか難しそうと思われがちですが、コツさえ掴めば雰囲気のある写真を撮ることができます。
今回は、子どもの写真の撮り方をご紹介します。
自然光で撮影する
写真を撮るときは、できるだけ自然光が当たる場所で撮影しましょう。とくにカーテンのかかっている窓際は自然な光がやわらかく降り注いでいるので、雰囲気の良い写真が撮れます。蛍光灯や電球の下で撮影すると、影ができてしまったり、反射してしまったりします。記念日の写真を撮影するなら、昼間の時間帯がおすすめです。
「グリッド機能」を使う
スマホの撮影モードのなかに、グリッド機能を表示できるモードがあります。グリッド機能とは画面に縦横のラインを表示させて、位置を確認しやすくするものです。グリッド機能を使うことで、「水平に撮れているか?」「被写体の位置は中央か?」をチェックできます。真正面で顔をしっかり撮りたいときは中央に被写体を配置しますが、左右にずらした構図だとおしゃれな雰囲気がでます。シーンにあわせて構図を変えてみるとよいでしょう。
スマホを上下逆さまに持つ
ほとんどのスマホは本体の上部にカメラレンズがついています。この状態で撮影すると、どうしても上方向からの構図になりやすいです。スマホの上下を逆さまにすることで、下方向からの構図で撮影できます。奥行きのある構図になるので、背景もよく写り、普段と違う写真が撮れるでしょう。スマホならではの手軽さを活かした撮影方法です。
動画で撮影して切り出す
走っているところや、踊っているシーンをブレずに撮影するのはとても難しいです。スマホなら簡単にモードを切り替えられるので、動きが多い場合は動画で記録しましょう。動画の気に入ったシーンから静止画に切り出すことは簡単にできます。静止画にこだわらず臨機応変に対応するとよいでしょう。
アプリで撮影する
スマホとデジタルカメラの一番の違いは、アプリを使ったフィルター機能です。カメラで撮影した写真はあとから加工することができますが、スマホなら最初から明るさや色味が補正された状態で撮影できるので便利です。画像補正する手間がない点はメリットなのですが、アプリで撮った写真は画素数が悪かったり、印刷したときに色味がきれいにでなかったりすることがあります。現像する予定の写真は、できればノーマルカメラで撮影しておくとよいでしょう。
シャッタースピードを上げる
動いている子供を撮影するときは、シャッタースピードを上げると失敗が少なくなります。シャッタースピードを上げると、手ブレの少ない写真が撮りやすくなりますが、写真が暗くなってしまう点がデメリットです。シャッタースピードの調整が難しいときは、連写モードで複数枚撮影するのもよいでしょう。
「F値」を開放する
一眼レフカメラの「F値」を開放すると、光を集めやすくなり明るい写真が撮れます。さらにF値をコントロールできるようになると、一眼レフならではの「ボケ」写真にも挑戦できます。慣れるまでは操作が難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば意外と簡単です。おしゃれでワンランク上の写真を目指したい人は、ぜひチャレンジしてみてください。
子どもの写真を撮影するときに注意しておくポイントは、「撮影者も楽しむ」ことです。撮影者がつまらなそうにしていたり、思うように撮れなくてイライラしていたりすると、子供も笑顔になりません。
また旅行や運動会などのイベント時に、写真撮影ばかりに気をとられていると、我が子の表情を見逃してしまいます。子供の気持ちを一番に考えて、適度に写真撮影を行うとよいでしょう。
保育園や学校の行事では、多くの場合、専属の写真屋さんが撮影に入っています。あとから写真が購入できるなら撮影はプロに任せて、イベント自体を楽しみましょう。