忙しい朝のバタバタの中、子どもが「保育園に行きたくない」と言い出したら困ってしまうと同時に、何かあったのではと心配になりますよね。無理に連れていくのもどうなのか?行きたくないなら休むべきか?パパ・ママはどう対処してあげるとよいのでしょうか。
今回は、子どもが保育園に行きたくない原因と対処法をお話します。
パパ・ママと離れたくない
特に小さい子どもは、パパ・ママと一緒にいることに安心感を感じているため別れがつらいことがあります。単純に離れることで「不安」「寂しさ」を抱いていることが多いです。小さい子どもは、まだ意思疎通がままならない状態で保育園に預けられるので、子どもは不安になって当然です。パパ・ママと離れることに恐怖を感じるのが普通です。
環境の変化
新しい環境や慣れない場所に行くことに対して不安を感じる子どもも多いです。新しい友達や先生、保育園のルールなどに慣れるまで時間がかかることがあります。
怖いこと・苦手なことがある
保育園で怖い思いをした経験がある場合(例えば、他の子どもとトラブルがあったり、何か不快な出来事があった場合)に、行きたくないという気持ちが生まれることもあります。また、「保育園のお給食がいやだ」「お昼寝をしたくない」など自分の苦手なことやが保育園にあると、行きたがらない場合もあるようです。
体調不良や疲れ
体調が優れない、または疲れを感じているとき、保育園に行くのが面倒に感じることもあります。いつも泣かない子がグズグズする場合、体調不良の可能性があります。熱がなくても、嘔吐や下痢など風邪の前触れのケースもあるため、その日の登園はよく検討したうえで決めましょう。
集団生活に対するストレス
保育園では集団で過ごすことが多いため、人との関わりにストレスを感じる子どももいます。特に一人遊びが好きな子どもや、内向的な性格の子どもにはこうした感情が強く出ることがあります。
保育園に行きたくないと感じている子どもは、珍しくありません。特に初めて保育園に通い始めたときや、新しい環境に慣れるのが難しいときには、そういった気持ちが強くなることがあります。
子どもの気持ちを理解する
共感を示す:子どもが「行きたくない」と言う時、まずはその気持ちに共感し、「わかるよ、保育園に行くのはちょっと怖いよね」「ママも最初はちょっと心配だったよ」といった言葉で気持ちを受け入れてあげることが大切です。感情を否定せず、理解を示すことで安心感を与えられます。
少しずつ慣れる
保育園に行く前に少しだけ遊ぶ:保育園の前に少しだけお散歩をして、周囲の環境に慣れさせるのも有効です。実際に保育園の建物や先生と触れ合うことで、不安を減らすことができます。
短時間から始める:もし可能であれば、最初は短時間だけ保育園に行って、少しずつ通園時間を延ばしていくと、子どもの不安も減りやすいです。
楽しいことを前向きに伝える
保育園の楽しい面を強調する:「今日はお友達と遊べるよ」「先生と一緒に絵本を読めるよ」といった、楽しそうな要素を伝えることで、行くことへの興味を引き出せるかもしれません。
お気に入りのものを持たせる:ぬいぐるみやおもちゃなど、子どもが安心できるものを持って行かせることで、心の支えになります。
見送るときの工夫
さよならを簡潔に:お見送りの際、長時間引き止めたり、大げさな別れをすることはかえって不安を強めてしまうことがあります。元気に「行ってらっしゃい!」と言って、笑顔で見送るよう心がけましょう。
安心感を持たせる言葉:「お迎えに行くからね」「今日は何して遊んだか教えてね」といった言葉で、子どもが安心して保育園で過ごせるようにします。
パパ・ママの不安を軽減
他のパパ・ママと情報共有:他のパパ・ママとお話しすることで、子どもの気持ちや保育園の様子について理解が深まることがあります。実際に通っている子どもの状況を知ることで、少し安心できるかもしれません。
気になることを保育園の先生に相談する
先生と話してみる:もし子供が毎日「行きたくない」と言うような場合、保育園の先生に相談してみましょう。先生から見た子どもの様子を聞くことで、問題がどこにあるのか、どうすればよいかアドバイスをもらえることもあります。
子どもが保育園に行きたがらないことが続くと困ってしまいますよね。毎朝が憂鬱になりますし、ストレスになってしまいます。しかし、泣いて行きたがらない日が続いても、無理に行かせることは避けましょう。子どもが安心できるまで、少しの間見守ってあげることも大切です。
子どもの気持ちをしっかり受け止めて、安心感を持たせながら少しずつ慣れていけるようにサポートしてあげてくださいね。